弱酸性次亜塩素酸ナトリウムの安全性
弱酸性次亜塩素酸ナトリウムの安全性
体内で次亜塩素酸が発生しているというのは意外と知られていない事実です。
活性酸素が体内に侵入した細菌などの異物を分解するのに活躍していると言われていますが、実際は次亜塩素酸に変化した形で働いているのです。
何故なら人体血液の白血球の1つである好中球(自己犠牲の下に早急に微生物を殺して排除するという防御の最前線で働いている健気な白血球)にはミエロパーオキシダーゼという酵素が大量に存在し、活性酸素の一種である過酸化水素を塩素イオンと反応させ次亜塩素酸を作り出すからです。
なぜ好中球は次亜塩素酸を発生させるこの酵素を大量に有しているか考えたとき、理由まさに「除菌作用の為」と言えます。 生命は数億年かけてこの次亜塩素酸の血液中での安全性を証明してきたのです。
体内でバイ菌を駆除するのに活躍している次亜塩素酸を体外でも便利に使用できるようにしたものが次亜塩素酸水です。
安全・安心である理由です。人体に直接かけても、飲み込んでも大丈夫です。小さなお子様から、年配の方まで安心して使えます。
pHが酸性域であること以外は水の除菌に利用される次亜塩素酸ナトリウムと大きくは変わりません。
弱酸性次亜塩素酸ナトリウムの安全性は、平成9年に手指洗浄用の医療用具に承認されたこと、平成14年に食品添加物に指定されたことで、医療や食品分野で広く利用されています。
弱酸性次亜塩素酸ナトリウムの除菌力はアルカリ性次亜塩素酸ナトリウムよりも高い除菌活性を示すとされています。
農作物に関する安全性を調べる葉面散布による実験では、生育や収穫には影響はなし、あるいは現状の薬剤より影響は少ないと実験結果も出ています。
また、細菌の実験やラットやマウスの毒性実験・染色体実験でも異常は認められず、毒性はほとんど無いものと判断も出ています。
研究機関での様々な実験の結果、弱酸性次亜塩素酸ナトリウムの安全性は問題なしと発表しています。
また、厚生労働省の資料では、次亜塩素酸ナトリウムと比較してもノロウイルスなど細菌や微生物の除菌効果も高く、食品の浸漬処理の実験でも残留性や栄養成分の影響も極めて低く安全性に懸念がないと判断されています。