レジオネラ菌

レジオネラ菌とは?
この菌は、本来、土壌や湖沼等の自然環境で生息しており、宿主アメーバと呼ばれるアメーバに寄生し、増殖します。通常の細菌は、アメーバに取り込まれると消化され、栄養源となりますが、レジオネラ属菌は宿主アメーバに取り込まれると 2 ~ 3 日間でアメーバの中で増殖し、アメーバを破裂させて飛び出してきます。 1 匹のアメーバから飛び出してくるレジオネラ属菌の数は 1,000 個以上になると言われています。レジオネラ属菌は土埃などと一緒に温泉水、冷却塔水、噴水等の人工水に入り込むと、そこで爆発的に増えます。この増殖したレジオネラ属菌を微小な水滴(エアロゾル)とともに吸い込んだり、誤嚥することで感染します。

レジオネラ症
レジオネラ症は、レジオネラ属菌の感染によって起こる病気(感染症)です。肺炎の症状が出るレジオネラ肺炎と、軽症で風邪に似た症状のポンティアック熱に分けられます。
レジオネラ肺炎は、高齢者や新生児、病気などで抵抗力が落ちている人や、健康でも疲労などで体力が落ちている人などが発病しやすいといわれています。
 
感染経路
レジオネラ属菌を含んだエアロゾル(目に見えないような細かな水滴)や土ぼこりを空気と一緒に吸い込んだときに感染のおそれがあります。なお、人から人への感染はありません。

塩素系薬剤で除菌は可能ですが、場合によっては塩素除菌が届かない場合もございます。
(※浴槽ののphがアルカリ性のため塩素が効きづらい塩素耐性の強いアメーバが出現しているなど)
 
しかし、レジオネラ菌の除菌にはソリューションウォーターなどの塩素系の物が良いとされています。