アデノウイルス

人のアデノウイルスを切り出し培養したところ、細胞変性が生じウイルスが分離されたため、アデノウイルスと命名されました。
感染源は咽頭、尿、眼、糞便、血尿、性器分泌液と様々なので、感染様式も多様で、呼吸器感染、眼感染、尿器生殖器感染、腸管感染が起こり、長期にわたりウイルスが排出される。

HIV感染、臓器移植等、免疫機能低下状態では、アデノウイルス増殖が活性化するため、肺炎、脳炎、全身感染を引き起こし、生命を脅かします。

家庭内での糞口拡散は、手洗い、うがいなどにより減少されます。プールなど、水経由の感染は塩素消毒が有効です。

院内感染については、隔離、手洗い、器具の消毒、器具を共有しないなどの注意が必要である。